マジシャンIbukiの出身は京都府|高専・サラリーマン兼業で世界一になった全経歴

マジシャンIbukiの出身は京都府|高専・サラリーマン兼業で世界一になった全経歴

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マジシャンIbukiさんの出身地は京都府です。

2001年生まれの24歳で、サラリーマンをしながらマジックの世界大会で日本人初のグランプリを獲得しました。

この記事では、Ibukiさんの出身地やプロフィールから世界一に至るまでの経歴を詳しく解説します。

マジシャンIbukiの出身は京都府|プロフィールと経歴を徹底解説

マジシャンIbukiさんは京都府出身ですが、学生時代は東京で過ごしています。ここではプロフィールの基本情報から、マジシャンとしての歩みまでを順に紹介します。

  • 京都生まれで高専は東京の理由
  • 生年月日・年齢・本名の公開情報
  • せとなとの中学時代からの絆
  • サラリーマン兼業という異色の働き方
  • 東急ハンズの実演販売で積んだ場数

京都生まれで高専は東京の理由

マジシャンIbukiさんの出身地は京都府です。2001年2月8日に京都で生まれ、幼少期を過ごしました。小学3年生のとき、ボーイスカウトのクリスマス会でマジシャンのショーを目にしたのが、マジックとの最初の出会いです。その場でトランプをプレゼントしてもらい、独学でマジックを始めました。

京都で育ったIbukiさんが進学先に選んだのは、東京にある都立産業技術高等専門学校でした。5年制の高等専門学校、いわゆる「高専」です。大学ではありません。この学校を選んだ理由は2つ。ものづくりが好きで「ものづくり工学科」に惹かれたことと、もうひとつが奇術部の存在でした。

京都から東京へ、10代で親元を離れる決断をしたのは、マジックを本格的に続けたいという強い思いがあったからこそでしょう。高専では航空宇宙工学コースに進み、奇術部では部長を務めるまでになりました。ものづくりの精密さを学びながら、マジックの腕も同時に磨いていった高専時代は、Ibukiさんの原点ともいえる期間です。

なお、一部のプロフィールサイトでは出身地が「東京都」と記載されているケースもあります。これは高専が東京にあったことが混同の原因と考えられますが、公式プレスリリースやクラウドファンディングのページでは一貫して「京都府出身」と明記されています。

生年月日・年齢・本名の公開情報

Ibukiさんの基本プロフィールを整理します。

  • 生年月日:2001年2月8日
  • 出身地:京都府
  • 学歴:東京都立産業技術高等専門学校卒業(航空宇宙工学コース)
  • 職業:航空エンジニア/マジシャン

本名は公式には公表されていません。ただし、2017年に16歳で出場した第16回テンヨージュニアマジシャンビデオコンテストでは本名が紹介されていた時期があり、YouTube映像で確認できたという情報があります。「Ibuki(いぶき)」というのは本人の名前に由来する芸名です。

Ibukiさんは2024年2月8日にXで誕生日をポストしており、生年月日が2001年2月8日であることが確認できます。マジックを始めたのは小学3年生の頃ですから、8歳か9歳でこの世界に足を踏み入れたことになります。テンヨーのコンテストに出場した16歳の時点で優秀賞を受賞しているので、独学で始めてからわずか7〜8年で全国レベルの実力を身につけていた計算です。

せとなとの中学時代からの絆

Ibukiさんの活動を語る上で欠かせない存在が、演出・構成作家のせとなさんです。2人の関係は中学時代にまでさかのぼります。

中学時代のマジック友達

Ibukiさんとせとなさんは中学生の頃に出会ったマジック友達です。住む地域も学校も違いましたが、マジックに対する価値観や熱量が似ていたため、良きライバルとして、友人として切磋琢磨してきました。

せとなさん自身もマジシャンとして実績のある人物です。16歳でコンテストのグランプリを受賞し、その後コロナ禍を機に演劇の専門学校へ進学。卒業後は俳優としても活動しながら、マジシャンへの演技指導を手がけています。京都のノンバーバルシアター「GEAR」のマジックパートや、演劇舞台「QUEEN’S MOTEL」への出演など、幅広いフィールドで活躍しています。

ボタンアクト共同制作の舞台裏

世界一を獲得したボタンマジックは、実はIbukiさんとせとなさんの共同制作です。2023年にIbukiさんがコンテストに初めて出場することを決めた段階から、せとなさんに相談してボタンアクトの制作がスタートしました。

役割分担は明確で、トリック制作(ネタ作り)をIbukiさんが、演技構成をせとなさんが担当しています。「私の演技の活かし方を完璧に理解できるのはせとなしかいませんし、せとなの構想を完璧に具現化できるのは私しかいません。舞台に立っている演者は1人ですが、心の中ではいつも2人です」とIbukiさんは語っています。

初出場から約3年間、何度も何度もブラッシュアップを重ねてきたボタンアクト。コンテストの度に改良を加え、ショーの度に実践経験を積み、出番が終わればすぐにせとなさんと相談する。その地道な作業の積み重ねが、FISMグランプリという結果につながりました。

サラリーマン兼業という異色の働き方

高専卒業後、Ibukiさんは航空エンジニアとして企業に就職しました。マジシャン一本ではなく、サラリーマンとの兼業を選んだのには明確な哲学があります。

「自分がやりたいマジックは、本当に自分が好きなこだわり抜いたマジック。営業先に持って行くとなると、その場のお客様に合わせてコーディネートしなきゃいけない。自分がこだわり抜いたマジックだけをしたいなら、このスタイルなのかな」。

マジシャン一本でも食べていけるだけの腕がありながら、あえてサラリーマンとの兼業を選んだのです。

生活のリズムは、平日5日間サラリーマンとして勤務し、朝と夜にマジックの練習。土日はマジックショーやコンテストに出場するという過密スケジュールでした。会社側も土日の活動に理解を示してくれていたといいます。

「Ibuki マジシャン 会社」「マジシャンIbuki サラリーマン」といったキーワードで検索する方が多いのは、この異色の経歴への関心の表れでしょう。具体的な勤務先の社名は公表されていませんが、高専で航空宇宙工学を専攻した経歴から、航空関連のエンジニア職に就いていることがわかっています。

この兼業スタイルだからこそ、商業的な妥協をせずに自分のこだわりを貫くマジックを追求できた。その結果が世界一という成果です。「こだわり」を守るための戦略的な選択が、結果的にIbukiさんを頂点まで押し上げたといえます。

東急ハンズの実演販売で積んだ場数

高専在学中、Ibukiさんは東京の渋谷・新宿・池袋にある東急ハンズで手品道具の実演販売を担当していました。きっかけは「普通のバイトはめんどうだし、手品を使ってお金を稼げたら絶対楽しいなぁ」というシンプルな動機です。

マジックバーやストリートマジックも選択肢にありましたが、まだ高校生の年齢だったため、安全で確実に給料がもらえる東急ハンズを選びました。知り合いのマジシャンを通じて入り、3店舗を掛け持ちするほどの活躍を見せます。

実演販売で心がけていたのは、お客さんの表情を常に観察すること。「他の買い物に来ていたのにマジックを軽い気持ちで見始めたために本来の買い物に行きづらくなってしまった、なんてことになってたら悲しい」と語っており、観客への細やかな配慮を忘れなかったそうです。そして何より、自分自身が楽しむこと。

この経験は、マジシャンとしての「見せ方」を磨く貴重な実地訓練になりました。毎日のように初対面の観客を相手にすることで、間の取り方や距離感を体で覚えていったのです。「マジックをしていなければ出会ってなかったであろう人たちに出会えた」という言葉が示すように、東急ハンズのフロアはIbukiさんにとって、技術だけでなく人とのつながりを広げる場でもありました。

マジシャンIbukiの出身地から世界一へ|FISMグランプリの全軌跡

京都出身のマジシャンが、どのようにして世界の頂点に立ったのか。ここからは、コンテスト初出場からFISMグランプリ受賞までの道のりを追います。

  • 2023年の国内コンテスト総なめ
  • ボタンマジックの独創性と評価
  • クラウドファンディングで挑んだ世界大会
  • テレビ出演と今後の活動
  • マジシャンIbukiの出身と経歴まとめ

2023年の国内コンテスト総なめ

Ibukiさんのコンテスト挑戦が始まったのは2023年です。せとなさんの「コンテストに出場しなよ」という一言がきっかけでした。「じゃあ手伝ってね」と応じたIbukiさんは、そのまま初出場の大会で優勝を果たします。

2月にチャレンジャーズライブin東京で優勝とピープルズチョイス賞をダブル受賞。同月には第8回Rising Star Close-up & Stage Contestでも優勝。4月にはJapan National Championship of Magicで優勝とオーディエンスアワードを獲得し、5月の全日本クロースアップマジックコンクールでは2位に入りました。

わずか数か月で国内の主要大会を制覇したIbukiさんは、同年11月にFISMの日本代表に選出されます。2024年にはアジア大会で3位となり、世界大会本戦への切符を手にしました。ただ、アジア予選の結果は3位。「これでは足りない、このままでは優勝できない」と感じたIbukiさんは、そこからさらに演技の強化に乗り出します。

全国ツアーの企画、さまざまなショーへのゲスト出演依頼。場数を増やし、出番が終わるたびにせとなさんと相談して改良を重ねる。2025年に入ってからもチャレンジャーズライブやThe Japan Cupで優勝を重ね、全日本クロースアップマジック選手権では3連覇を達成しました。

ボタンマジックの独創性と評価

2025年7月、イタリア・トリノで開催されたFISM 2025。Ibukiさんはクロースアップ・マジック部門グランプリとマイクロマジック部門1位のダブル受賞を果たしました。日本人がFISMでグランプリを獲得するのは、1970年の初参加以来55年越しの史上初。アジア人としてもわずか3人目という歴史的快挙です。

洋服のボタンが縫いつく仕組み

世界を驚かせたのは、洋服のボタンを使った前例のないマジックです。ダブルジャケットについた4つのボタンに手をかざすと、ボタンが縫いついた状態のまま別の場所に移動します。ボタンを切って並べると、またいろんなところに移動し、さらに縫いついてしまう。「とにかく”縫いついていく”」という、他の誰も思いつかなかったコンセプトでした。

TBS「ラヴィット!」に生出演した際には、約20分間にわたる特別構成のマジックを披露。ボタンがハンカチに完全に縫いつけられる演出に、令和ロマンの髙比良くるまさんが「縫われてます!!縫われてます!!」と驚きを露わにしました。ワインのコルクを使ったマジックでは、出演者全員が総立ちになるほどの衝撃でした。

Mr.マリック・セロの称賛コメント

受賞後、日本を代表するマジシャンたちから称賛の声が寄せられています。

Mr.マリックさんは「上手、不思議、面白いだけではグランプリはとれません。派手なまやかし、巧妙な仕掛け、誰かの影を感じる演技、FISMの審査員は見抜きます。その審査員全員の心を掴んだIbukiさんに心から敬意を表します」とコメント。技術力だけでなく、完全なオリジナリティがなければ世界一にはなれないことを示す言葉です。

セロさんも「マジックで一番難しいのは、それを簡単に見せること。まさにその本質を体現してくれました」と称えました。

クラウドファンディングで挑んだ世界大会

FISM本戦出場にあたり、Ibukiさんとせとなさんはクラウドファンディングで支援を募りました。参加費、飛行機代、ホテル代、道具制作費など、世界大会への出場には多額の費用がかかります。しかし日本のマジック団体からの金銭的サポートは一切なく、スポンサー企業もついていませんでした。

「日本代表として出場するのに支援を募ることには抵抗がありました。正直なところずっと迷っていました」とIbukiさんは振り返ります。それでも、応援してくれるファンから「発信した方がいい」「一緒に応援したい」という声が寄せられ、ようやくクラウドファンディングを立ち上げる決断をしました。

この経緯は、日本のマジック界が抱える構造的な課題も浮き彫りにしています。マジックはまだまだマイナーな文化であり、世界大会に挑戦するマジシャンが自費で渡航しなければならない現実があります。Ibukiさんのグランプリ受賞は、支援者たちの思いも乗せた成果だったのです。

「この受賞は、決してひとりでは成し得なかったもの。アクトの演出を担ったせとな、そしてマネジメントを支え続けてくれたHISA、共に歩んできたチームの存在に、心から感謝しています」。FISM受賞後のコメントには、チーム全員とファンへの感謝がにじんでいました。

テレビ出演と今後の活動

FISM受賞後、Ibukiさんのメディア露出は一気に加速しました。TBS「ラヴィット!」での受賞後初の生出演を皮切りに、日本テレビ「news every.」、TBS「ひるおび」、NHK総合「テレビ×マジック 奇跡の超進化スペシャル」、テレビ朝日「徹子の部屋」、フジテレビ「禁断の一騎打ち」など、地上波の主要番組に続々と出演しています。

NHK WORLDの「Direct Talk」では海外向けに紹介され、BE:FIRSTの公式YouTube「LEO’s Recommend」にも登場。マジックファン以外の層にも名前が広がっています。

ライブ活動も精力的です。2026年1月には山口県で開催された「メダリスト・オブ・マジック」にFISMで3位を獲得したJONIOさん、高重翔さんとともに出演。同年4月にはスイスのマジックコンベンション「SWISS MAGIC GRENCHEN」のガラショーに招かれるなど、海外公演も決定しています。

「この受賞をきっかけに、もう一度日本にマジックブームの風を巻き起こしたい。その先頭に立つ存在として、これからも挑戦を続けてまいります」。京都出身の24歳が掲げるこの目標は、大きいようでいて、すでに着実に実現に向かっています。

マジシャンIbukiの出身と経歴まとめ

  • 出身地は京都府で、2001年2月8日生まれの24歳
  • 東京都立産業技術高等専門学校を卒業し、航空エンジニアとして就職
  • 本名は非公表だが「Ibuki」は本人の名前に由来する
  • 中学時代からの友人・せとなさんとボタンアクトを共同制作
  • サラリーマンと兼業しながらマジック活動を続けるスタイル
  • 2023年に国内コンテストを総なめにし、FISM日本代表に選出
  • クラウドファンディングで資金を集めて世界大会に挑戦
  • FISM 2025でクロースアップ部門グランプリとマイクロマジック部門1位をダブル受賞
  • 日本人初・アジア人3人目のFISMグランプリという歴史的快挙を達成

京都で生まれ、東京の高専でマジックと工学の両方を追いかけ、サラリーマンをしながら世界の頂点に立つ。Ibukiさんの経歴は、型にはまらない生き方でも夢は叶えられることを証明しています。

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